懸垂とラットプルダウン。
いずれも広背筋などをメインターゲットとする背中のトレーニング種目で、動作もほとんど同じですが細かい相違点がありそれぞれにメリット・デメリットがあります。
ラットプルダウンのメリットは以下のような点が挙げられます。
・重量調整が細かく、かつ容易に行うことができる
・手幅や握り方のバリエーションが豊富
ラットプルダウンでは女性や高齢者でも扱えるごく軽量な負荷から、自分の体重を超えるような高重量まで簡単に重量調整ができます。
またMAGグリップなど豊富なアタッチメントから握り方を選択できる点も利点です。
一方の懸垂ならではのメリットとしては、骨盤の位置を自由に調整できるという点があります。
写真のように脚を後ろで組み股関節を伸展・骨盤を前傾させて懸垂を行うことで、特に下背部の筋肉の強い収縮を感じることができます。
シートに座って行うラットプルダウンでは、股関節が屈曲した状態になるのでこのような収縮の刺激は得られません。
懸垂とラットプルダウン、それぞれに良さがあるのでトレーニングのバリエーションとして両方を取り入れることがおすすめです。
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