時計台や教会などに設置されている大型の鐘（bell）を鳴らす作業が人力で行われていた時代、

この作業が大変重労働でありこれを仕事にする者が筋肉隆々な体つきをしていることが知られていました。

そこでベルを鳴らす動作で体を鍛えてたくましい肉体を手に入れようとする者が現れ始めます。

しかしトレーニングの度に鐘の音が響き渡ってはうるさくて仕方ないので、

トレーニング専用の音が鳴らないフェイクのベルを開発しトレーニング器具として利用されました。

この音が鳴らないベルこそがダンベルの原型であり、

『dumb＝音が鳴らない、口がきけない』・『bell＝鐘、鈴』の二語を繋げて

【dumb-bell】と呼ばれるようになりました。

転じて今日では体を鍛えるための重りをダンベル（dumbbell）と呼ぶようになっています。

ダンベルのことを別名【鉄アレイ】と呼ぶこともありますが、これは漢字で【鉄唖鈴】と表記され

『唖＝口がきけない』・『鈴＝ベル』であり、dumbbellを直訳した日本語です。