冬の時期は気温が低いため、軽い運動を行っても目に見えるほど汗をかかないことがあります。

それでも運動中は積極的に水分を補給すべきと言われています。

その理由は「不感蒸泄(ふかんじょうせつ)」と呼ばれる現象によって常に体から水分が失われているからです。

不感蒸泄とは、汗をかいたと感じないときでも常に皮膚から微量の汗が排出される現象です。

また呼吸に伴って肺から水分が呼気とともに吐き出されることも不感蒸泄です。

安静にしていても成人で1日に900mlもの水分が不感蒸泄によって失われるとされています。

ヒトは眠っている間にコップ1杯分の汗をかくと言われたりするのも、この不感蒸泄によるものです。

汗がにじんだり服が濡れる程でなくとも運動中は不感蒸泄による発汗量が増えます。

また呼吸数も増える為肺から失われる水分量も増加します。

したがって汗をかいた・喉が渇いたと感じなくても運動中は積極的に水分補給を行いましょう。

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