筋肉を構成する線維は速筋線維と遅筋線維に大別されます。

速筋線維は素早く収縮し強い力を発揮することができますが、持久力に乏しく疲労しやすい特性があります。

一方の遅筋線維は発揮できる力は弱いものの、持久力があり長時間に渡り収縮を繰り返すことが可能です。

筋肉量を増やし理想的な体形を目指すボディメイクにおいては、筋トレで速筋線維を刺激することが重要です。

なぜなら速筋線維はトレーニングの刺激によって肥大化しやすく、それが筋肉全体のボリュームアップに繋がるからです。

遅筋線維はトレーニングによって更に持久力が向上したりすることはあっても、筋肉自体が大きくなることはほとんどありません。

マラソン選手がたくさん走りこんでも太い脚にならないのは、長距離のランニングにおいてはほとんど遅筋線維しか動員されないことが理由です。

例えば腕立て伏せやスクワットなどが連続で20回以上できるようなら、遅筋線維だけで必要な力を賄ってしまっていて速筋線維が十分働いていない可能性が高いです。

速筋線維を十分に刺激するためには負荷を上げる必要があるので、ダンベルやバーベルを使ったベンチプレスやスクワットに切り替えることがおすすめです。